家庭教師の先生
個人契約って何? 派遣会社登録とどう違うの?
家庭教師として活動を始める際、大きく3つの選択肢があります。
①個人契約、②家庭教師派遣会社への登録、③スキルシェアサービスの利用の3つです。
どれを選択するかで、収入や仕事の獲得方法は全く違うものになります。家庭教師として独立する前に、これらの特徴を知っておくことが大切です。
運営者
①個人契約
②家庭教師派遣会社への登録
③スキルシェアサービスの利用
について、詳しく解説します。
個人契約の特徴
個人契約とは「間に会社を通さず、家庭教師指導サービスについて、生徒や保護者と直接契約すること」です。
特徴は以下の3つです。
- 高収入: 手数料や中間マージンが発生しないため、授業料がほぼ全額収入になります。
- 生徒や保護者との相性が良い: 授業のコースや料金、指導対象の生徒像を自由に決められるため、自分に合った生徒のみを指導することができます。
- 自己PRが必要: 個人としての宣伝やブランディングが必要。口コミ、SNS、個人ブログなどを活用して自らをPRする必要があります。
派遣会社登録の特徴
派遣会社への登録とは、「家庭教師のトライ」や「家庭教師 学参」といった会社に講師登録をし、生徒を紹介してもらうことです。
特徴は以下の3つです。
- 安定した収入だが低め: 派遣会社は定期的に生徒を紹介してくれるため、安定した収入を期待することができます。
ただし、会社に手数料や中間マージンが発生するため、授業の全額が収入にはなりません。中間マージン料は、保護者が会社に払う授業料の3~5割ほど。
つまりあなたの収入は授業料の半分程度です。 - サポート: トラブルが発生した際や、授業の進行に関するアドバイスがほしい場合、会社のサポートを受けられることが多いです。
- 自己PRは不要:派遣会社が生徒の獲得やマーケティングを行ってくれるため、個人としての宣伝活動は不要です。
スキルシェアサービスの特徴
スキルシェアサービスとは、個人がもつ専門的な知識やスキルをネット上で商品として販売することができるサービスのことです。
スキルシェアサービスで有名なサイトは、例えば「ココナラ」「ストアカ」「カフェトーク」です。ここで家庭教師サービスを出品し、それを生徒が購入することで、指導することができます。
スキルシェアサービスの特徴は以下の3つです。
- 手数料がとられる: 指導料は自分で決めることができますが、サービス料金の1~2割が手数料として取られます。
- サービス内で連絡・振込手続きが完結し、楽: 例えばココナラならば、家庭教師サービスが購入されると、購入者とのトークルームが設定されます。
そのトークルームで連絡を取り、ビデオチャットを始めて授業をすることができます。
またサービスを購入する時に、購入者がココナラに料金を支払うため、自分で授業料を集金する必要もありません。 - 自己PRが必要:他にも家庭教師の先生がたくさんサービスを出しているため、生徒や保護者の方から選んでもらうためには、PRが欠かせません。
どれを選ぶべきか?
あなたが家庭教師の仕事に何を求めているか、によって異なります。
- 収入を最大化したい場合: 個人契約がおすすめ。しかし、生徒獲得のための努力や、自らのサービスのブランディングが求められます。
- 今すぐ生徒がほしい場合: 派遣会社の登録がおすすめ。確実に生徒を紹介してもらえる可能性が高い一方で、収入はやや抑えられることも。
- オンライン家庭教師の指導を試したい場合: スキルシェアサービスの利用がおすすめ。授業料の集金や連絡の手間が少ないため、指導に集中することができます。
まとめ
家庭教師としての個人契約と派遣会社登録、スキルシェアサービスの利用には、それぞれメリット・デメリットがあります。
自身の価値観や目指すキャリア、日常のライフスタイルに合わせて適切な選択ができると良いですね。