個人契約は会社のサポートがないから、すべてリスクを自分で負わなければいけないんだよね。
何かトラブルがあったら、どうしよう。
不安なお気持ち、わかります。私も独立当初はドキドキでした…
そこで、家庭教師の個人契約をする前に必ずしておきたい、トラブルのリスクを最小限にするために事前にすべきことを3つ紹介します。
個人契約時に起こりやすいトラブル
- 授業料の未支払い
- 成績が上がらないことへの保護者からのクレーム
- 生徒の授業の無断欠席・遅刻
この3つが3大トラブルでしょう。
①の授業料の未支払いは、収入に直結するため、なるべく避けたいですよね。
私は①②は未経験ですが、③の生徒さんの無断欠席・遅刻は経験があります(生徒さんが失念していたという理由がほとんどです)。
トラブルは事前に防止したいですよね。
そこで、防止策を3つご紹介します。
1. 契約前に必ず保護者と面談をする
上記の①②③のトラブルを防ぐために、まずすべきなのは、契約前の保護者との面談です。保護者が家庭教師に望むことを把握し、あなたが指導できることや生徒の成績の見通しを事前に伝えましょう。
後から「それはできません」というと、保護者の不満が募り、トラブルにつながります。
事前に伝えておくことがポイントです。
面談で確認すべきことは以下の通りです。
- 保護者や生徒が現在困っていること(例:勉強する気配がない、特定の教科の成績が上がらない)
- 保護者が望んでいること(例:一人でコツコツ勉強できるようになってほしい、志望校への合格)
- 生徒の成績(例:学校の定期テスト、模試の結果)
- 生徒の学校での進度
- 進路志望
- 生徒の生活リズム(例:部活や習い事の有無)
私の場合、問い合わせを受けた際にヒアリングシートを送付し、上記の情報を保護者の方に書いてもらっています。
ヒアリングシートのページ:「保護者への事前面談で確認すべきこと一覧!シートを無料プレゼント」
ヒアリングの後は、以下の事柄について保護者へ伝えましょう。
- 指導教科、指導内容、指導の方向性
- 指導による成績上昇の見通し
- 毎週の授業日時
- 遅刻や欠席時の扱いについて
- 授業の振替や追加について
- 宿題や授業内小テストの有無
- 授業時間外の連絡方法について
- 授業時間外のサポートについて
- 授業料
- 授業料の支払い方法(例:銀行振込、クレジットカード払い)
- 個人契約解除の条件について
上記のことは、個人契約で家庭教師を始める前に、ご自身で必ず決めてください。そして面談時に保護者に伝えましょう。
また面談した際にトラブルの元となるような点があれば、面談後に指導を断ることも選択肢の一つです。
2. 契約書を作成する
言った言わないの問題を防ぐために、契約内容を文書化しましょう。
特に、授業料、支払方法、支払時期、契約終了時の対応など、金銭に関わる部分は詳細に記載することをおすすめします。面談時に伝えて、保護者の方に納得してもらっていても、必ず記載してください。
契約書を作成する際には、専門家の意見を取り入れるか、契約書のテンプレートを参考にすると良いでしょう。
私が使っている契約書のテンプレートはこちら。必要に応じてカスタマイズして、使ってください。
リンク:個人契約のテンプレート Googleドキュメント
リンク:電子契約のやり方。無料でできるGMO電子サインがおすすめ
3. 返金制度を作っておく
指導が上手くいかなかった場合や、何らかの理由で生徒・保護者から不満が出た場合、返金制度を持っていることで、双方の関係をスムーズに終了させることができます。
私の場合は、指導に満足いかない場合には授業料の半額を返金する制度を設けています。
このような返金制度を設けることで、家庭教師としての信頼性も向上し、生徒や保護者からの信頼を得ることができるでしょう。
まとめ
家庭教師として個人契約を結ぶ際には、以下の点に注意し、事前の準備をしっかりと行うことが大切です。
ぜひこの記事を参考に、トラブルをあらかじめ予防してくださいね。